髙瀬内科クリニック

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症例 | CASE 03

狭心症の症例

坂道での胸の痛みをきっかけに、狭心症が見つかったケース「坂道を登ると胸が痛くなり、しばらく休むと治る」そのような症状をきっかけに受診された方の症例です。

症例概要

70 歳・男性

健康診断で高血圧と脂質異常症を指摘されていましたが、特に通院はしていませんでした。

普段から毎日散歩をしていましたが、1 か月ほど前から、坂道を登ると胸が痛み、圧迫されるような症状が出るようになりました。症状は、立ち止まって安静にすると 5 分ほどで改善していましたが、徐々に胸痛が出る場面が増え、自宅で重いものを持ったときや、階段を登っただけでも胸痛が出現するようになったため、当院を受診されました。

喫煙歴は 25 本/日 ×50 年でした。

検査

冠動脈造影検査

冠動脈の構造と高度狭窄

症状の経過から、狭心症の可能性が高いと考えられたため、病院へご紹介し、冠動脈造影検査を行いました。

その結果、冠動脈に高度の狭窄が認められました。

心臓は、全身に血液を送り出すために絶えず動き続けています。

その心臓の筋肉に酸素や栄養を送っているのが、冠動脈と呼ばれる血管です。

この冠動脈に脂質プラークがたまり、血管が狭くなると、心臓の筋肉に十分な血流が届かなくなります。

その結果、心筋が酸素不足となり、胸の痛みや圧迫感、呼吸苦などの症状が現れます。

特に、体を動かしたときに症状が出て、休むと改善する場合は、狭心症が疑われます。

狭窄の程度が強いほど心臓への血流不足も強くなり、早めの対応が必要になります。

治療

冠動脈ステント治療

冠動脈ステント治療の前後

この症例では、狭窄していた部位にステントと呼ばれる金属の網を留置し、冠動脈の血流を改善する治療が行われました。冠動脈に強い狭窄がある場合は、早い段階で詳しい検査を行い、必要に応じてこのような治療につなげることが大切です。医師から早期の冠動脈検査を勧められると驚かれる方も多いですが、将来の大きな発作を防ぐためにも、適切なタイミングで検査を受けることが重要です。

診断とその後

検査の結果、狭心症と診断されました。

この方の場合、冠動脈に高度の狭窄があり、体を動かしたときに心臓の筋肉へ十分な血液が届かなくなることで、胸痛や胸部圧迫感が起こっていたと考えられました。

狭心症は、放置すると心筋梗塞などの重大な病気につながる可能性があります。

そのため、症状の経過から早めに狭心症を疑い、適切な検査と治療につなげることが大切です。

この症例では、冠動脈ステント治療が行われ、今後は再発予防のために、血圧やコレステロールの管理、禁煙、継続的な通院を行っていく方針となりました。

関連ページ

狭心症

心臓の血管が狭くなり、心臓の筋肉に十分な血液が届かなくなることで、胸の痛みや圧迫感が起こります。

詳しく見る

気になる症状がある方へ

胸の痛みや圧迫感が気になる方へ坂道や階段で胸が苦しくなる、少し休むと治る、といった症状は、狭心症のサインである可能性があります。
一時的に治まるからといって、そのままにしてしまうのは危険です。
気になる症状がある方は、早めの受診をご検討ください。

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